Problem at Pollensa Bay

収録短編

ポリェンサ海岸の事件 Problem at Pollensa Bay

The Strand Magazine (November 1935)に掲載。

1959 「マジョルカの休暇」津川素訳『別冊宝石』第93号

1967 「ポレンサ入江の事件」『砂に書かれた三角形(クリスティ短編全集4)』宇野利泰訳 創元推理文庫

1980 「ポリェンサ海岸の事件」『黄色いアイリス(クリスティ短編集10)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1997 「ポリュンサ湾の難題」『死のハーブ(アガサ・クリスティ推理コレクション4)』茅野美ど里訳 偕成社文庫

2004 「ポリェンサ海岸の事件」『黄色いアイリス』中村妙子訳 早川書房(クリスティー文庫)

2021 「ポーレンサ入江の出来事」『パーカー・パインの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫

登場人物
パーカー・パイン探偵
ニーナ・ウィチャリーパーカー・パイン知人
ベティー・グレッグバズル・チェスター婚約者
ステラベティー・グレッグ姉
マギー・セイヤーズパーカー・パイン氏部下
アディラ・チェスターピン・ドーロ・ホテル宿泊客
バズル・チェスターアディラ・チェスター息子
マドリーン・ド・サラマギー・セイヤーズのパイン事務所での呼称
ハンスベティー・グレッグ義兄
マドレーヌマギー・セイヤーズの変名
ドロレス・ラモナ異国風の美女

二度目のゴング The Second Gong

The Strand Magazine (July 1932)に掲載。

ローシュ家では、ドラの音で晩餐を知らせていたが、今日のドラの音は変っていた。

※「死人の鏡」の原型。同作映像化済のため、TVドラマ「名探偵ポワロ」では映像化されていない。

1939 「第二の銅鑼」『新青年』第20巻第15号(秋期増刊号)

1958 「第二のドラ」田中潤司訳『別冊宝石』第73号

1980 「二度目のゴング」『黄色いアイリス(クリスティ短編集10)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「二度目のゴング」『黄色いアイリス』中村妙子訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
エルキュール・ポアロ私立探偵
ジョン・アシュビーリッチャム・クローズ荘客
ジョフリー・キーンヒューバート・リッチャム・ロシュ秘書
ダイアナ・クリーヴズヒューバート・リッチャム・ロシュ養女
ディグビーリッチャム・クローズ荘執事
ハリー・デールハウスヒューバート・リッチャム・ロシュの甥
グレゴリー・バーリングヒューバート・リッチャム・ロシュの友人
ジョン・マーシャルヒューバート・リッチャム・ロシュ土地管理人。大尉
リーヴズ警部
ヒューバート・リッチャム・ロシュリッチャム・クローズ荘当主
リッチャム・ロシュヒューバートの妻

黄色いアイリス Yellow Iris

The Strand Magazine (July 1937)に掲載。

ポアロのもとに深夜助けを求める女性の電話がかかってきた。電話の主はあえぎ声で「生死の問題です…」と訴えていた。

※長編「忘られぬ死」の原型。エルキュール・ポアロの役どころはレイス大佐に置き換えられた。

1959 「黄色いアイリス」静波尋訳『別冊宝石』第85号

1967 「黄色いアイリス」『砂に書かれた三角形(クリスティ短編全集4)』宇野利泰訳 創元推理文庫

1980 「黄色いアイリス」『黄色いアイリス(クリスティ短編集10)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「黄色いアイリス」『黄色いアイリス』中村妙子訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
エルキュール・ポアロ私立探偵
ローラ・ヴァルデスダンサー
ポーリーン・ウェザビーバートン・ラッセル義妹
スティーヴン・カーター外交官
アントニー・チャペルポアロ友人
アイリス・ラッセルバートン・ラッセルの妻
バートン・ラッセル米富豪
ルイーズポーリーン・ウェザビーのメイド
ルイジ《白鳥の園》ウェイター
テレビドラマ
黄色いアイリス Yellow Iris
1993年 英ITV 「名探偵ポワロ」Agatha Christie's POIROT V |The Yellow Iris (1993) on IMDb
監督:ピーター・バーバー・フレミング 脚本:アンソニー・ホロウィッツ
出演: デビッド・スーシェ(ポワロ)ヒュー・フレイザー(ヘイスティングス)ポーリン・モラン(ミス・レモン)デビッド・トロートン(バートン・ラッセル)ドリアン・ヒーリー(アントニー・チャペル)ジェラルディン・ソマービル(ポーリン・ウェザビィ)ヨランダ・バスケス(ローラ)ロビン・マカフリー(アイリス・ラッセル)ヒュー・ロス(スティーブン・カーター)ジョセフ・ロング(ルイジ)ステファン・グリフ(ペレイラ将軍)レオナルド・マグワイア

黄色いアイリス
デアゴスティーニ・ジャパン 「名探偵ポワロ DVDコレクション」第60号(2013
ロンドンに新しくオープンしたレストラン『ル・ジャルダン・デ・シーニュ』と、差出人不明の一輪の黄色いアイリスは、ポワロにある未解決事件を思い起こさせた。2年前、アルゼンチンの同名のレストランで、実業家の妻アイリス・ラッセルが殺されたのだ。ポワロは殺人が再び起こると予知するが……。
■POIROT'S ERA ポワロのいた時代:「ブエノスアイレスの異変」「美食の追求」「特ダネだ!」 /■STAR CAST 撮影の舞台裏 スター紹介:「忘れられぬ役者たち」 /■QUEEN OF CRIME ミステリーの女王:「人生の特等席」

クィン氏のティー・セット The Harlequin Tea Set

書籍「Winter's Crimes #3」(MacMillan, 1971)に収録。

1972 「クイン氏のティーセット」小倉多加志訳『ミステリマガジン』1972年12月号

1987 「クィン氏のティー・セット」『現代イギリス・ミステリ傑作集1』ジョージ・ハーディング編、菊池光ほか訳 ハヤカワポケットミステリ

1998 「クィン氏のティー・セット」『マン島の黄金 -クリスティー最後の贈り物』中村妙子・他訳 早川書房

2001 「クィン氏のティー・セット」『マン島の黄金』中村妙子他訳 ハヤカワ・ミステリ文庫(HM1-89)(+若竹七海「クリスティーの安らぎの罠」)

2004 「クィン氏のティー・セット」『マン島の黄金』中村妙子他訳 早川書房(クリスティー文庫)(解説:藤村いずみ)

登場人物
ハーリ・クィン神秘の探偵
トム・アディスンサタースゥエイト氏の旧友。外交官
ピラール・アディスントム・アディスン夫人
マリア・アディスントム・アディスン次女
アリハーリクィン・カフェの主人
クリストファー・イーデンベリル・ギリアットの前夫
サイモン・ギリアットリリーの夫。飛行中隊長
ティモシー・ギリアットベリル・ギリアットの息子
ベリル・ギリアットサイモンの後妻
リリー・ギリアットトム・アディスン長女。サタースゥエイトの名づけ子
ローランド・ギリアットサイモン・ギリアット夫妻の息子
サタースウェイト芸術愛好家。‘人生の傍観者’
ハーミスハーリクィン・カフェの犬
ヘンリーハーリクィン・カフェの客の知人
ホートン医師。マリア・アディスンの夫
イネス・ホートンマリア・アディスンの娘
マリア・リース侯爵夫人。サタースゥエイト氏知人

レガッタ・デーの事件 The Regatta Mystery

書籍「The Regatta Mystery and Other Stories」(Dodd, Mead & Co., 1939)に収録。

1967 「ヨット・レース事件」『砂に書かれた三角形(クリスティ短編全集4)』宇野利泰訳 創元推理文庫

1979 「明けの明星消失事件」『クリスティーの6個の脳髄』各務三郎編、深町眞理子訳 講談社文庫

1980 「レガッタ・デーの事件」『黄色いアイリス(クリスティ短編集10)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1986 「明けの明星消失事件」『アガサ=クリスティ 推理・探偵小説集(1)』各務三郎編、深町眞理子訳 偕成社

2004 「レガッタ・デーの事件」『黄色いアイリス』中村妙子訳 早川書房(クリスティー文庫)

2021 「レガッタレースの日の謎」『パーカー・パインの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫

登場人物
パーカー・パイン探偵
ピエトロ・アマルフィイタリアの宝石泥棒
マリア・アマルフィピエトロ・アマルフィの仲間
レオ・スタインアイザック・ポインツ共同経営者
ナッティー・ボーイ競走馬
アイザック・ポインツダイヤ取引商
パメラ・マロウェーマロウェー卿夫人
マロウェー卿アイザック・ポインツ知人
ジャネット・ラスティントン結婚に破れた女
イヴァン・ルウェリンもの書き
イーヴ・レザーンサミュエルの娘
サミュエル・レザーンアイザック・ポインツ知人

Poirot and the Regatta Mystery

レガッタ・デーの事件」の原型。ポワロもの。The Strand Magazine (June 1936)に掲載。

1994 「ポワロとレガッタ」久坂恭訳『EQ』1994年5月号

2008 「ポワロとレガッタの謎」渕上痩平訳『十人の小さなインディアン』論創社

愛の探偵たち The Love Detectives

The Story-Teller (December 1926)に「At the Crossroads」のタイトルで掲載。

1957 「四辻にて」『四辻にて 他』田中潤司編 芸術社(推理選書)

1966 「恋愛を探偵する」『二十四羽の黒ツグミ(クリスティ短編全集3)』宇野利泰訳 創元推理文庫

1980 「愛の探偵たち」『愛の探偵たち(クリスティ短編集9)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「愛の探偵たち」『愛の探偵たち』宇佐川晶子訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
ハーリ・クイン
カーティス警部。メルローズ大佐の部下
デレック・カペルサタースウェイト氏の友人。故人
サタースウェイト芸術愛好家。‘人生の傍観者’
ジェニングズドワイトン家の給仕
ジャネットローラ・ドワイトンのメイド
ポール・デランガドワイトン家の客
ローラ・ドワイトンジェイムズ・ドワイトンの若い妻
ジェイムズ・ドワイトン卿旧家デ・ウィットンの子孫。尊大な老人
マイルズドワイトン家の老執事
メルローズ大佐。州警察本部長

愛犬の死 Next to a Dog

Grand Magazine (September 1929)に掲載。

1976 「愛犬の死」中村妙子訳『ミステリマガジン』1976年12月号

1982 「犬の隣に」中村凪子訳『ミステリマガジン』1982年12月号

1991 「愛犬の死」『鏡の中のクリスティー』中村妙子編訳 早川書房

2004 「愛犬の死」『マン島の黄金』中村妙子訳 早川書房(クリスティー文庫)

白木蓮の花 Magnolia Blossom

Royal Magazine (March 1926)に掲載。

1975 「白もくれんの花」『ミステリマガジン』1975年12月号

1985 「白木蓮の花」『青い壷の謎』中村妙子訳 新潮文庫

2004 「白木蓮の花」『マン島の黄金』中村妙子訳 早川書房(クリスティー文庫)

登場人物
ヴィンセント・イーストントランスヴァールのオレンジ栽培業者
カヨーデザイナー
テオドーラ(テオ)・ダレルリチャード・ダレルの妻
リチャード・ダレルホブソン・ジェキル・ルーカス社社長
テレビドラマ
マグノリアの香り Magnolia Blossam
1982年 英テムズ・テレビ 「アガサ・クリスティー アワー」The Agatha Christie Hour |Magnolia Blossom (1982) on IMDb
監督:ジョン・フランコー
出演: シアラン・マッデン(テオ・ダレル)ジェレミー・クライド(リチャード・ダレル)ラルフ・ベイツ(ヴィンセント・イーストン)ブライアン・オールトンアレクサンドラ・バステードジャック・メイCharles HodgsonPhillip Cadeサラ・ジェーン・バーリーグラハム・シードジェーン・ローリージェニファー・クロックストンキース・マーシュ