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アガサ・クリスティー
ヘラクレスの冒険 The Labours of Hercules, 1947

内容

(クリスティー文庫より)

ヘラクレスの冒険 (クリスティ・コレクション) 引退を控えたポアロが、自らのクリスチャン・ネームであるエルキュール(=ヘラクレス)にかけて「十二件の依頼を受けてやろう。しかも、その十二件は、ギリシャ神話のヘラクレスの十二の難業を参考にしてえらばなければならない」と、難事件の数々に挑戦。オムニバス形式の短篇十二篇を収めた作品集。新訳決定版



目次

(クリスティー文庫より)

ネメアのライオン
レルネーのヒドラ
アルカディアの鹿
エルマントスのイノシシ
アウゲイアス王の大牛舎
スチュムパロスの鳥
クレタ島の雄牛
ディオメーデスの馬
ヒッポリュテの帯
グリュオンの牛たち
ヘスペリスたちのリンゴ
ケルベロスの捕獲

映像化

◆ヘラクレスの難業 名探偵ポワロ ニュー・シーズン DVD-BOX 5
The Labours of Hercules, Agahta Christie's POIROT XIII, 2013
監督 アンディ・ウイルソン
脚本 ガイ・アンドリュース
出演 デビッド・スーシェ(エルキュール・ポワロ)、 オーラ・ブレイディ(ロサコフ伯爵夫人)、 エレノア・トムリンソン(アリス・カニンガム)、 ルパート・エヴァンズ(ハロルド・ウェアリング)、 ナイジェル・リンゼイ(フランチェスコ)、 トム・ヴラシア(シュワルツ)

翻訳履歴

1952/53 『ポアロ十二夜』妹尾アキ夫訳 「宝石」

1955 『ヘルクレスの冒険』妹尾アキ夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ(228)(+「ヘルクレスの難事業について」)

1976 『ヘラクレスの冒険(クリスティ短編集1)』高橋豊訳 ハヤカワ・ミステリ文庫(HM1-4)(+訳者あとがき)

2004 『ヘラクレスの冒険』田中一江訳 早川書房・クリスティー文庫(+解説:東理夫)
ヘラクレスの冒険 (クリスティ・コレクション)

The Nemean Lion

内容

現代のヘラクレス,ポアロは,ギリシャ神話に因み,十二の難業に挑戦。第一の試練は犬の失踪調査依頼であった。

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
オーガスタスハーティングホールド夫人の飼い犬
カーティス大尉。脅迫状差出人
エイミ・カーナビホギン夫人のお相手役
エミリー・カーナビエイミ・カーナビの妹
トーマス・カーナビカーナビ姉妹父。教区牧師
エレン・ケブルサムエルソン夫人のお相手役
サムエルソン夫人金持ちの婦人
サムエルソンサムエルソン夫人の夫
シャン・ツンホギン夫人の飼い犬(チン)
ナンキー・プーサムエルソン夫人の飼い犬
ジュリア・ハーティングホールドエイミ・カーナビの以前の雇い主
ハート夫人バラクラバ・プライベート・ホテル大家
ブラックレイ海軍中佐。脅迫状差出人
サー・ジョーゼフ・ホギン実業家
ミリー・ホギンサー・ジョーゼフの妻
ミス・モールトレーバーズハーティングホールド夫人姪
グレタホギンの秘書
ミス・レモンポアロの秘書
ジョージポアロの従僕

翻訳履歴

1955 「ネメアの獅子」『ヘルクレスの冒険』妹尾アキ夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ

1976 「ネメアの谷のライオン」『ヘラクレスの冒険(クリスティ短編集1)』高橋豊訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「ネメアのライオン」『ヘラクレスの冒険』田中一江訳 早川書房・クリスティー文庫

The Lernean Hydra

内容

噂とは,九つの首を持つレルネーのヒドラのようなもの。妻殺しの噂をたてられた男のために,ポアロは真相追求に乗り出す。

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
チャールズ・オールドフィールドマーケット・ラフバローの医師
オールドフィールド夫人オールドフィールド医師の妻
アラン・ガーシア内務省の科学分析者
ベアトリス・キングオールドフィールド宅女中
グレイバークシャ警察部長刑事
グレイディスミス・レザラン宅女中
ハリソンオールドフィールド医師夫人付添い
ミス・ブリストーマーケット・ラフバロー住人
ジーン・モンクリーフラフバロー医師の薬剤師
ミス・レザランマーケット・ラフバローの住人

翻訳履歴

1955 「九頭の蛇」『ヘルクレスの冒険』妹尾アキ夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ

1976 「レルネーのヒドラ」『ヘラクレスの冒険(クリスティ短編集1)』高橋豊訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「レルネーのヒドラ」『ヘラクレスの冒険』田中一江訳 早川書房・クリスティー文庫

The Arcadian Deer

内容

一目惚れした女性を探してくれとポアロに頼む自動車修理工は,ギリシャの神を思わせるような素朴な青年だった…。

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
ヴァレッタカトリーナ・サムシェンカの付添い女中
ヴァレッタ夫妻カトリーナ・サムシェンカの女中の父母
アンブローズ・ヴァンデル芸能界の男
テッド・ウィリアムソンハートリー・ディーンの自動車修理所の青年
カトリーナ・サムシェンカロシアのバレリーナ
サー・ジョージ・サンダーフィールドグラスローン荘の持ち主
ニータ(ジアニータ)テッドが恋した女
アレックシス・パヴロヴィッチ芸術通の伯爵。サモワール・レストラン経営者
マリー・ヘリンカトリーナ・サムシェンカの付添い女中

翻訳履歴

1955 「アルカディアの鹿」『ヘルクレスの冒険』妹尾アキ夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ

1976 「アルカディアの鹿」『ヘラクレスの冒険(クリスティ短編集1)』高橋豊訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「アルカディアの鹿」『ヘラクレスの冒険』田中一江訳 早川書房・クリスティー文庫

The Eurymanthian Boar

内容

凶悪犯の生け捕りを依頼されたポアロは,雪のために外界から全く閉ざされたスイスの山中にあるホテルに向かった。

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
ガスタヴロシェ・ネージュのホテルの給仕
グランディエル夫人未亡人
ジャックロシェ・ネージュのホテル従業員
シュヴァルツアメリカ人観光客
ジョゼフ競馬狂仲間
デニス競馬狂仲間
ドルエ警部
マラスコードギャング
カール・ルッツウィーン出身。高名な医者
ルマントゥーイュポアロの旧友。スイスの警視
ロバートロシェ・ネージュのホテルの給仕

翻訳履歴

1955 「エリマンシアの猪」『ヘルクレスの冒険』妹尾アキ夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ

1976 「エルマントスのイノシシ」『ヘラクレスの冒険(クリスティ短編集1)』高橋豊訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「エルマントスのイノシシ」『ヘラクレスの冒険』田中一江訳 早川書房・クリスティー文庫

The Augean Stables

内容

首相に依頼されたポアロは,前首相に関する暴露記事を掲載しようとする週刊誌のもくろみを阻止するために立ち上がる。

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
セルマ・アンデルセンデンマーク人の女性
サー・モーティマー・イングルウッド王室顧問弁護士
エヴァン・ウィットラー英国の政治家
エヴァハード英国野党党首
サー・ジョージ・コンウェイ英国内務大臣
エヴァリット・ダッシウッドブランチ紙記者
チャールズ・デラフィールド卿貴族。英国の政治家
ジョン・ハメット英国前首相。フェリア首相義父
エドワード・フェリア英国首相
ダグマー・フェリアフェリア首相夫人。ジョン・ハメット娘
パーシー・ペリーX線ニュース紙発行人
ヘンダーソン博士。ノーサンバランド司教
ファーガス・マックロード教授
ラモンジゴロ
ロジャーズ夫人ベルチェスターのバザー参加者

翻訳履歴

1955 「オージャス王の牛小屋」『ヘルクレスの冒険』妹尾アキ夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ

1976 「アウゲイアス王の大牛舎」『ヘラクレスの冒険(クリスティ短編集1)』高橋豊訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「アウゲイアス王の大牛舎」『ヘラクレスの冒険』田中一江訳 早川書房・クリスティー文庫

The Stymphalean Birds

内容

ステュムパロスの鳥のような不吉な印象を与える二人のポーランド女。外国語に弱い英国青年が異国で巻き込まれた脅迫事件。

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
ウォーリング英国政務次官
エルジー・クレイトンステムブカ湖畔のホテルの滞在客
フィリップ・クレイトンエルジー・クレイトンの夫
ライス夫人エルジー・クレイトンの母

翻訳履歴

1955 「不吉な鳥」『ヘルクレスの冒険』妹尾アキ夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ

1976 「ステュムパロスの鳥」『ヘラクレスの冒険(クリスティ短編集1)』高橋豊訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「スチュムパロスの鳥」『ヘラクレスの冒険』田中一江訳 早川書房・クリスティー文庫

The Cretan Bull

内容

家系に精神病者のいる青年は,自分も狂い始めていると信じていた。気の狂った者は結婚できない。彼は婚約を破棄する。

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
グレアム・スティーブンダイアナ・メイバリーの崇拝者
キャロライン・チャンドラーヒューの母
チャールズ・チャンドラーヒューの父。海軍提督
ヒュー・チャンドラーダイアナ・メイバリー婚約者
ジョージ・フロビッシャーチャンドラー提督親友。陸軍大佐
ダイアナ・メイバリー門閥出身の女性

翻訳履歴

1955 「クレタ島の牡牛」『ヘルクレスの冒険』妹尾アキ夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ

1976 「クレタ島の雄牛」『ヘラクレスの冒険(クリスティ短編集1)』高橋豊訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「クレタ島の雄牛」『ヘラクレスの冒険』田中一江訳 早川書房・クリスティー文庫

The Horses of Diomedes

内容

麻薬密売者 --- それは人の血を吸い肉を喰ディオメーデスの馬に等しい。ポアロはパーティで麻薬を吸った少女を助ける。

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
アブダルグランド将軍宅召使
レディ・カーマイケルマートンシャ在。ポアロの知人
ルイザ・ギルモアマートンシャの住人
グランド退役将軍。シーラの父
シーラ・グランドグラント将軍の娘
パム・グランドシーラ・グランドの姉
ペイシェンス・グレイス麻薬中毒患者
レオ・スダヴァートンマートンシャの住人
マイクル・ストダード医師。ポアロの友人
アントニー・ホーカーグレイス・ペイシェンスのBF
ベリル・ラーキン資産家の未亡人。レディ・カーマイケル知人

翻訳履歴

1955 「吸血の馬」『ヘルクレスの冒険』妹尾アキ夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ

1976 「ディオメーデスの馬」『ヘラクレスの冒険(クリスティ短編集1)』高橋豊訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「ディオメーデスの馬」『ヘラクレスの冒険』田中一江訳 早川書房・クリスティー文庫

The Girdle of Hippolyta

内容

ルーベンスの絵“ヒッポリュトスの帯”が盗まれた。調査に赴くポアロに,新たなある女性の失踪事件が絡んできた。

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
ヴァン・シュナイダー夫人列車のアメリカ人乗客
ジェームズ・エリオット列車乗客
エリオット夫人ジェームズ・エリオットの妻
キングウィンチェスター聖堂参事会議員
ウィニー・キングウィンチェスター聖堂参事会議員の娘
マーシア・ゴーント今年度最高の美人
ミス・ジョーダンハンプシャの名門婦人。列車乗客
アレクサンダー・シンプソン画廊経営者。ポアロ友人
ミス・バーショーミス・ポープ学院教頭
ハーンロンドン警視庁刑事
ミス・バターズハンプシャの名門婦人。列車乗客
ラヴィユア・ポープミス・ポープ学院校長
ルファルジュパリ警視庁の男

翻訳履歴

1955 「ヒッポリータの帯」『ヘルクレスの冒険』妹尾アキ夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ

1976 「ヒッポリュトスの帯」『ヘラクレスの冒険(クリスティ短編集1)』高橋豊訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「ヒッポリュテの帯」『ヘラクレスの冒険』田中一江訳 早川書房・クリスティー文庫

The Flock of Geryon

内容

新興宗教教団“羊飼いの信徒”。ハンサムな教祖に惹かれ,信者の大部分は女性で,中には全財産を投げ捨てる信者もいた。

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
アンダースン新興宗教教祖
レディ・ウェスタン新興宗教信者
ミス・エヴァリット新興宗教信者
エメリン・クレッグ資産家の未亡人
コール新興宗教信者
ミス・リー新興宗教信者
リップスコム新興宗教門番
ロイド夫人新興宗教信者

翻訳履歴

1955 「ゲリオンの羊群」『ヘルクレスの冒険』妹尾アキ夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ

1976 「ゲリュオンの牛たち」『ヘラクレスの冒険(クリスティ短編集1)』高橋豊訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「グリュオンの牛たち」『ヘラクレスの冒険』田中一江訳 早川書房・クリスティー文庫

The Apples of the Hesperides

内容

財界の権力者エマリー・パワーが三万ポンドで競り落とした金の酒盃が,彼の手に渡る前に何者かに盗まれてしまった。

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
アトラスダブリン・タン新聞の競馬記者
オレイリーアイルランドの神父
ケイト(レッド・ケイト)パトリック・ケーシーの仲間
ケイト・ケーシーパトリックの娘。マリー・ウルスラ修道女
パトリック・ケーシーアイルランドの泥棒
ケーシー夫人パトリックの妻。カトリック信者
サン・ヴェラートリノ侯爵
シェイラ・ボイン競走馬
デュヴォーグリエパリの銀行家
デュブレフランスの泥棒
エマリー・パワー美術品収集家の富豪
ペギーンズ・プライド競走馬
ヘラクレス競走馬
ユーグイアンスタンブールの美術商
ラリーズ・ガール競走馬
リコヴェッティイタリアの泥棒
サー・ルービン・ローゼンサル美術品収集家
ロスリンヘラクレス号馬主
ワーキング・ラド競走馬
ワグスタフ刑事

翻訳履歴

1955 「ヘスペリデスの林檎」『ヘルクレスの冒険』妹尾アキ夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ

1976 「ヘスペリスたちのりんご」『ヘラクレスの冒険(クリスティ短編集1)』高橋豊訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「ヘスペリスたちのリンゴ」『ヘラクレスの冒険』田中一江訳 早川書房・クリスティー文庫

The Caputure of Cerberus

内容

ポアロはかつて惹かれたロサコフ伯爵夫人と再会したが,夫人の経営するレストランが麻薬密売組織の司令部だという。

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
ベアトリス・ヴァイナー貴族の婦人。レオミニスター公爵婚約者
ポール・ヴァレスコジゴロ
ヴィタミアン・エヴァンス労働党大臣
カーリントン貴族の婦人
アリス・カニンガムニッキー・ロサコフ婚約者
チャールズ・スティーヴンスロンドン警視庁刑事
ドゥドゥロサコフ夫人の犬
ニッキーマダム・ロサコフの息子
アリスタイド・パオポルス《地獄》給仕頭
バターシー殺人事件の被害者
ウィリアム・ヒッグズ犬屋
ペヴァレルバターシー殺しの犯人
ヘンリースカンデンバーグ王子
リスカードマダム・ロサコフ知人。考古学者
レオミニスター公爵
ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人。帝政ロシア時代の貴族

翻訳履歴

1955 「地獄の番犬」『ヘルクレスの冒険』妹尾アキ夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ

1976 「ケルベロスの捕獲」『ヘラクレスの冒険(クリスティ短編集1)』高橋豊訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

2004 「ケルベロスの捕獲」『ヘラクレスの冒険』田中一江訳 早川書房・クリスティー文庫

Original content ©1996- K.Nagata