翻訳履歴
1939 「死人島」清水俊二訳 『スタア』連載
1952 「そして誰れもいなくなつた」清水俊二訳 『宝石別冊 世界探偵小説全集1』
1955 『そして誰もいなくなつた』清水俊二訳 ハヤカワ・ポケットミステリ(196)(+江戸川乱歩「クリスティー略伝」)
1972 「そして誰もいなくなった」清水俊二訳 『世界ミステリ全集1』早川書房
1975 『そして誰もいなくなった』清水俊二訳 ハヤカワ・ポケットミステリ(196)(改訂版)
1976 『そして誰もいなくなった』清水俊二訳 ハヤカワ・ミステリ文庫(HM1-1)(+各務三郎「童謡殺人」)
1999 『そして誰もいなくなった』講談社インターナショナル(Ruby Books)
1999 『そして誰もいなくなった』日本洋書販売(Detective Englishシリーズ )
2003 『そして誰もいなくなった』清水俊二訳 早川書房/クリスティー文庫(+解説:赤川次郎)
2007 『そして誰もいなくなった』青木久惠訳 早川書房/クリスティー・ジュニア・ミステリ
内容
(クリスティー文庫より)
さまざまな職業、年齢、経歴の十人がU・N・オーエンと名乗る富豪からインディアン島に招待された。しかし、肝心の招待主は姿を見せず、客たちが立派な食卓についたとき、どこからともなく客たちの過去の犯罪を告発してゆく声が響いてきた。そして童謡のとおりに、一人また一人と……ミステリの女王の最高傑作!
登場人物
(NIFTY推理フォーラムの「クリスティ登場人物一覧」を転載)
| ローレンス・ジョン・ウォーグレイヴ | 高名な元判事 |
| ヴェラ・エリザベス・クレイソン | 秘書・家庭教師を職業とする娘 |
| フィリップ・ロンバート | 元海軍大尉 |
| エミリイ・カロライン・ブレント | 信仰の厚い老婦人 |
| ジョン・ゴードン・マカーサー | 退役の老将軍 |
| エドワード・ジョー・アームストロング | 医師 |
| アンソニー・ジェイムズ(トニー)・マーストン | 遊び好きの青年 |
| ウィリアム・ヘンリー・ブロア | 元警部 |
| トマス・ロジャース | オーエンの召使 |
| エセル・ロジャース | オーエンの召使。トマスの妻 |
戯曲化
- Ten Little Niggers, London (French), 1946
1984 『そして誰もいなくなった』福田逸訳 新水社
1990 「そして誰もいなくなった」『ミステリマガジン』1990年10月号(通巻414号) 麻田実訳
2000 『そして誰もいなくなった』福田逸訳 新水社
- [初演] 1943年11月17日 セント・ジェームズ・シアター(ロンドン)
- [登場人物]
| ロジャーズ | オーエン家の召使い |
| ミセス・ロジャーズ |
| ナラコット | 船頭 |
| ヴェラ・クレイソーン | オーエン夫人の秘書 |
| フィリップ・ロンバード | 元陸軍大尉(小説では海軍大尉) |
| アンソニー・マーストン | 財産家の若者 |
| ウィリアム・ブロア | 元刑事、探偵 |
| マッケンジー将軍 | 退役将軍(小説ではマッカーサー) |
| エミリー・ブレント | 独身の老婦人 |
| サー・ロレンス・ウォーグレイヴ | 元判事 |
| ドクター・アームストロング | 医者 |
- 「そして誰もいなくなった」1993年/サンシャイン劇場
- 演出:青井陽治
- 出演:かとうかずこ、萩原流行、西本裕行、宮部昭夫、新井康弘
- 「そして誰もいなくなった」1994年/近鉄劇場
- 演出:釜紹人
- 出演:市村正親、涼風真世、若松武、神保共子、田根楽子、金田龍之介
- 「そして誰もいなくなった」1999年/東京グローブ座
- 演出:山田和也
- 出演:三浦洋一、藤谷美紀、佐野浅夫、江見俊太郎、佐々木勝彦
- 「そして誰もいなくなった」2000年/天王州アイル・アートスフィア
- 演出:山田和也
- 出演:筒井康隆、藤谷美紀、天宮良、長内美那子、瀬下和久、佐々木克彦
- 「そして誰もいなくなった」2003年/シアターアプル
- 演出:小島靖
- 出演:山口祐一郎、匠ひびき、沢田亜矢子、天田俊明、今拓哉、金田賢一
映像化
→映像化リスト
[MV] そして誰もいなくなった And Then There were None, 1945(米) 97min.
- 監督・脚本:ルネ・クレール、脚本:ダドリィ・ニコルズ
- 出演:ウォルター・ヒューストン(医師)、バリー・フィッツジェラルド(判事)、ルイス・ヘイワード(ロンバート)、ローランド・ヤング(ブロア警部)、ジューン・デュプレー(ヴェラ)、C・オーブリー・スミス(将軍), ジュディス・アンダーソン(エミリー)、ミッシャ・オーア、リチャード・ヘイドン(ロジャース)、クイーニー・レナード(ロジャース夫人)
- [TV] “そして誰もいなくなった”, 1949(英BBC)
- ケヴィン・シェルドン演出の舞台劇を生中継。
[MV] 姿なき殺人者 Ten Little Indians, 1966(英) 92min.
- 監督:ジョージ・ポロック、脚本:ダドリィ・ニコルズ他
- 出演:ヒュー・オブライエン(ロンバート)、シャーリー・イートン、フェビアン、レオ・ゲン(将軍)、スタンリー・ホロウェイ(ブロア)、ウィルフリッド・ハイド・ホワイト(判事)、ダリア・レヴィ、デニス・プライス(アームストロング), マリオ・アドルフ(召使い(夫))、マリアンヌ・ホップ(召使い(妻))
- [TV] Zehn kleine Negerlein, 1969(独/ZDF) 110分
- 監督:ハンス・クエスト、脚本:ゲルト・クラウス、フリッツ・ペーター・ブッフ
- 出演:アルフレッド・シェスケ(判事)、フリッツ・ハーネッケ(将軍)、ノーラ・マイノール(ブレント)、イングリッド・キャペル(ヴェラ)、ラルフ・ボイゼン(ロンバート)、アレクサンダー・ケルスト(医師), ヴェルナー・ペータース(ブロア)、Peter Fricke(マーストン)、グエンザー・ノイッチェ、エディス・フォルクマン、マサイアス・ヘル
- [MV] そして誰もいなくなった And Then There were None, 1975(伊仏独西) 100min.
- 監督:ピーター・コリンソン、脚本:ピーター・ウェルベック
- 出演:オリバー・リード(ロンバート)、リチャード・アッテンボロー(判事)、エルケ・ソマー(ヴェラ)、ハーバート・ロム(医師)、シャルル・アズナブール、ステファニー・オードラン、ゲルト・フレーベ(ブロア)、アドルフォ・チェリ, アルベルト・デ・メンドーサ(召使い(夫))、マリア・ローム(召使い(妻))
- [MV] Desyat negrityat, 1987(旧ソ連) 137min.
- 監督:Stanislav Govorukhin、脚本:Gennadi Engstrem
- 出演:Vladimir Zeldin, Tatyana Drubich, Alexander Kaidanovsky, Alexei Zharkov, Anatoli Romashin, Lyudmila Maxakova, Mikhail Gluzsky, Alexei Zolotnitsky, Irina Tereschenko, Alexander Abdulov
- [MV] サファリ殺人事件 Ten Little Indians, 1989(米) 101min.
- 監督:アラン・バーキンショー、脚本:ジャクソン・ハンシッカー、ゲイリー・オハラ
- 出演:ドナルド・プレザンス(判事)、ブレンダ・バッカロ、フランク・スタローン(ロンバート)、ハーバート・ロム(将軍)、セアラ・ミュア・ソープ(ヴェラ)、ウォーレン・ベルリンガー(ブロア)、イェヒューダ・エフローニ(医師), ネイル・マッカーシイ(マーストン)、ポール・スミス(ロジャース)、モイラ・リスター(ロジャース夫人)
マザーグース
- Ten little nigger boys went out to dine; One choked his little self, and then there were nine.
- 十人のインディアンの少年が食事に出かけた 一人が咽喉をつまらせて、九人になった
- Nine little nigger boys sat up very late; One overslept himself, and then there were eight.
- 九人のインディアンの少年がおそくまで起きていた 一人が寝すごして、八人になった
- Eight little nigger boys traveling in Devon; One said he'd stay there, and then there were seven.
- 八人のインディアンの少年がデヴァンを旅していた 一人がそこに残って、七人になった
- Seven little nigger boys chopping up sticks; One chopped himself in half, and then there were six.
- 七人のインディアンの少年が薪を割っていた 一人が自分を真っ二つに割って、六人になった
- Six little nigger boys playing with a hive; A bumble-bee stung one, and then there were five.
- 六人のインディアンの少年が蜂の巣をいたずらしていた 蜂が一人を刺して、五人になった
- Five little nigger boys going in for law; One got in chancery, and then there were four.
- 五人のインディアンの少年が法律に夢中になった 一人が大法院に入って、四人になった
- Four little nigger boys going out to sea; A red herring swallowed one, and then there were three.
- 四人のインディアンの少年が海に出かけた 一人が燻製のにしんにのまれ、三人になった
- Three little nigger boys walking in the zoo; A big bear hugged one, and then there were two.
- 三人のインディアンの少年が動物園を歩いていた 大熊が一人を抱きしめ、二人になった
- Two little nigger boys sitting in the sun; One got frizzled up, and then there was one.
- 二人のインディアンの少年が日向に坐った 一人が陽に焼かれて、一人になった
- One little nigger boys living all alone; He got married, and then there were none.
- 一人のインディアンの少年が後に残された 彼が首をくくり、後には誰もいなくなった
オマージュ&パロディ
- 夏樹静子『そして誰かいなくなった』講談社文庫
- 今邑彩『そして誰もいなくなる』中公文庫
- 西村京太郎『殺しの双曲線』講談社文庫
- ジャック・マール&セネカル、矢野浩三郎/訳『11人目の小さなインデアン』集英社 ※文庫化の際に『「そして誰もいなくなった」殺人事件』と改題
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