親愛なるジェームズ
あなたはいつも私の,最も忠実な,最も親切な読者の一人です。従って,あなたから批評の言葉を受けた時は,私は真剣に心を動かされるのでした。
あなたは最近私の書く殺人が,あまりに洗練されすぎてきた――つまり,貧血症的になってきた,という不満を述べられました。そして「もっと血にまみれた,思いきり兇暴な殺人」を求められました。それが殺人であることに一点の疑いをさしはさむ余地のないような殺人を!
そこで,今度書いたのが,この物語です。これはいわばあなた専用の――あなたのために書かれた物語です。お気に召してくれればいいが,と祈っています。
1957 『ポアロのクリスマス』村上啓夫訳 ハヤカワ・ポケットミステリ(330)(+都筑道夫「クリスティーの一面」)
1976 『ポアロのクリスマス』村上啓夫訳 ハヤカワ・ミステリ文庫(HM1-15)(+解説:浅田寛厚)
2003 『ポアロのクリスマス』村上啓夫訳 早川書房/クリスティー文庫(+解説:霞流一)
(クリスティー文庫より)
聖夜に惨劇は起きた!一族が再会した富豪の屋敷で、偏屈な老当主リーの血みどろの死体が発見される。部屋のドアは中から施錠され、窓も閉ざされてるのに、犯人はどうやって侵入したのか?休暇返上で捜査にあたるポアロは被害者の性格に事件の鍵が隠されていると考えるが……クリスマス的趣向に満ちた注目作
(ハヤカワ・ミステリ文庫より)
第一部 12月22日
第二部 12月23日
第三部 12月24日
第四部 12月25日
第五部 12月26日
第六部 12月27日
第七部 12月28日
(NIFTY推理フォーラムの「クリスティ登場人物一覧」を転載)
| シメオン・リー | ゴーストン館の主人 |
| アルフレッド・リー | シメオンの長男 |
| リディア・リー | アルフレッドの妻 |
| ジョージ・リー | アルフレッドの弟。国会議員 |
| アグダリーン・リー | ジョージの妻 |
| デヴィッド・リー | アルフレッドの弟。画家 |
| ヒルダ・リー | デヴィッドの妻 |
| ハリー・リー | アルフレッドの弟 |
| ピラール・エストラバドス | シメオン・リーの孫。ジェニファーの娘 |
| スティーヴン・ファー | シメオンの旧友の息子 |
| シドニー・ホーベリー | シメオンの付添従僕 |
| エドワード・トレッシリアン | ゴーストン館の執事 |
| ジョンスン大佐 | ミドルシャー州の警察部長 |
| サグデン | アドルスフィールド警察署警視 |
| エルキュール・ポアロ | 私立探偵 |