内容(クリスティー文庫より) 謀略の犠牲になりかねないからと調査を頼まれたポアロは、依頼人の准男爵の邸へ向かった。が、待っていたのは密室の中での依頼人の死。自殺に見えるが動機は不明。また謀略とは何なのか?事件解決の手がかりは意外にも書斎の割れた鏡にあった!密室の謎に挑む表題作をはじめ、ポアロ活躍の四篇を収録する傑作集 目次(クリスティー文庫より) 厩舎街の殺人 |
翻訳履歴1960 『死人の鏡』小倉多加志訳 ハヤカワ・ポケットミステリ(584) 1967 『クリスチィ短編全集5』宇野利泰訳 創元推理文庫(+解説:中島河太郎) 1979 『死人の鏡(クリスティ短編集8)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫(HM1-49)(+訳者あとがき) 1995 『死人の鏡(クリスティ短編全集5)』宇野利泰訳 創元推理文庫 2004 『死人の鏡』小倉多加志訳 早川書房・クリスティー文庫(+解説:野崎六助) |
内容ガイ・フォークスの夜,ポアロは奇妙な事件に遭遇した。自殺事件なのだが,その死体の状況がいかにも不自然なのだ。 登場人物
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翻訳履歴1959 「厩街の殺人」「別冊宝石」第83号 早川節夫訳 1967 「厩舎街の殺人」『死人の鏡(クリスチィ短編全集 5)』宇野利泰訳 創元推理文庫 1979 「厩舎街の殺人」『死人の鏡(クリスティ短編集 8)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2004 「厩舎街の殺人」『死人の鏡』小倉多加志訳 早川書房・クリスティー文庫 |
内容兵器省の長官メイフィールド卿は,自宅で極秘の打ち合わせ中,ちょっとした油断から機密図面を盗まれた。スパイの仕業なのか…。 登場人物
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翻訳履歴1956 「消えた設計図」“ミステリマガジン”1956年12月号 妹尾韻夫訳 1967 「謎の盗難事件」『死人の鏡(クリスチィ短編全集5)』宇野利泰訳 創元推理文庫 1979 「国家機密盗難事件」『ハンター荘殺人事件』相沢次子訳 春陽堂少年少女文庫・推理名作シリーズ(3) 1979 「謎の盗難事件」『死人の鏡(クリスティ短編集8)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2004 「謎の盗難事件」『死人の鏡』小倉多加志訳 早川書房・クリスティー文庫 |
内容旧家の出であるゴア男爵からポアロは一通の手紙をもらった。至急来てくれというのだ。だが,ポアロが到着した時には… 登場人物
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蛇足タイトルにある通り,死体の側で鏡が割れていたわけですが,その話に触れて「ええ,粉みじんになっておりますでしょう。ひとつのあらわれじゃございませんか!テニスンの詩をご存知でしょう?(中略)<鏡は左右にひび割れた。「はやもわが身は呪われぬ!」とシャロット姫はなげき言う>」(小倉多加志訳)という会話が飛び出ます。この詩は25年後に長編『鏡は横にひび割れて』で使われます。 さて,多少,頭の弱い婦人が出てくるのですが,こんなセリフが出てきます。「彼女はわたしの手伝いもいたしますが,ハットシェプサットのことを,いろいろと話してくれます。わたしはハットシェプサットの生まれかわりでございますからね」。ハトシェプストは紀元前16世紀末〜15世紀始めの古代エジプト第18王朝の女王。幼い義理の息子トトメス3世の摂政を務めていたが,後自らもファラオと称し内治と経済復興に努めた王です。ルクソール西岸のデル・エル・バハリ葬祭殿は彼女の治世のもの。学生時代に行きましたが,荘厳にして繊細,すばらしい建築物です。 |
翻訳履歴1959 「死人の鏡」田中潤司訳『別冊宝石』第12巻第1号(世界探偵小説全集33巻 アガサ・クリスティ篇) 1963 「くだけた鏡のなぞ」内田庶文 中学生名作文庫(中学三年コース付録) 1967 「死人の鏡」『死人の鏡(クリスチィ短編全集 5)』宇野利泰訳 創元推理文庫 1969 「くだけた鏡のなぞ」内田庶文 ティーンズ・ヤング・ブックス(中学三年コース付録) 1979 「死人の鏡」『死人の鏡(クリスティ短編集 8)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2004 「死人の鏡」『死人の鏡』小倉多加志訳 早川書房・クリスティー文庫 |
登場人物
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翻訳履歴1967 「砂に書かれた三角形」『砂に書かれた三角形(クリスチィ短編全集4)』宇野利泰訳 創元推理文庫 1979 「砂にかかれた三角形」『死人の鏡(クリスティ短編集8)』小倉多加志訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 2004 「砂にかかれた三角形」『死人の鏡』小倉多加志訳 早川書房・クリスティー文庫 |