邪悪の家
Peril at End House

英初版:Collins 1932年
米初版:Dodd,Mead 1932年


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内容

名探偵ポアロは保養地のホテルで、若き美女ニックと出会った。近くに建つエンド・ハウスの所有者である彼女は、最近三回も命の危険にさらされたとポアロに語る。まさにその会話の最中、一発の銃弾が…ニックを守るべく屋敷に赴いたポアロだが、五里霧中のまま、ついにある夜惨劇は起きてしまった。新訳決定版。
(早川書房 クリスティー文庫)

名探偵ポアロが出会った美女ニックは、古びた邸の所有者であった。彼女は「三度も狙われた」ことを告白するが、まさにその最中、ポアロの目の前で彼女の帽子が撃ち抜かれた!ポアロは真相を探るべく邸に赴くが、手がかりはまったくつかめない。不安が支配する中、邸でパーティが催されることになるが……。
(早川書房 クリスティー文庫)

ニックが狙われたのは四度目だった。最初は演台上の大きな額が落ち、次は車のブレーキが壊れ、続いて崖の上から岩が転がり落ちてきたという。そして今度は知り合ったばかりのポアロの目前で、何者かに狙撃されたのだ。古びた邸の若い女主人でさしたる財産もないニックがなぜ襲われるのか?さしもの名探偵も解決の糸口がつかめない。そのうち、人違いか、パーティの最中にニックの従妹マギーが射殺されてしまった。執拗にニックをつけ狙う謎の人物の動機、そして、大団円に待ち受ける驚くべき逆転とは?女史初期の作品群を代表する本格傑作!
(早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫)

風光明媚な海浜にあるエンド・ハウスの当主である若く美しい娘ニック・バックリーは、再三奇妙な事故に遭遇し、あやうく命拾いをしたところだった。この話を小耳にはさんだ名探偵エルキュール・ポワロは、自らの眼前で起きた狙撃未遂を契機に、本格的に事件の捜査に乗り出した。しかし時すでに遅く、最初の犠牲者が血祭りにあげられてしまう――。完全犯罪を目論む姿なき犯人の正体は?
(東京創元社 創元推理文庫)



目次

1. マジェスティック・ホテル
2. エンド・ハウス
3. はたして事故か?
4. くさいぞ
5. クロフト夫妻
6. ヴァイス氏の訪問
7. 悲劇
8. 運命のショール
9. AからJまで
10. ニックの秘密
11. 動機
12. エレン
13. 手紙
14. なくなった遺言状の謎
15. フレデリカの奇妙な態度
16. ホイットフィールド氏との会見
17. チョコレートの箱
18. 窓に出た顔
19. ポアロの演出
20. J
21. K
22. 終幕

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
アーサー・ヘイスティングズ陸軍大尉。ポアロの親友
マグダラ(ニック)・バックレイエンド・ハウス女主人
マギー・バックレイニックの従妹
チャールズ・ヴァイスニックの従兄。弁護士
エレン・ウィルスンエンド・ハウスのメイド
ウィリアム・ウィルスンエンド・ハウス園丁。エレンの夫
アルフレッド・ウィルスンエレンの子供
バート・クロフト番小屋の住人
ミルドレッド(ミリイ)・クロフトバートの妻
フレデリカ・ライスニックの友人
ジョージ・チャレンジャーニックの友人。海軍中佐
ジム・ラザラスフレデリカ・ライス恋人。画商の息子
マイケル・シートン大尉。飛行家
グレアムセント・ルーの医師
ウエストン警察署長
ジェイムズ・ジャップロンドン警視庁警部

映像化

Endhauzo paslaptis
放送:1981年 ソ連
監督:Balys Bratkauskas 脚本:Michailas Jevdokimovas
出演:Vidas Petkevicius, Algirdas Lapenas, Regina Arbaciauskaite
Zagadka Endhauza
1990年 ソ連
監督・脚本:ワジーム・デルベニョフ
出演:Anatoli Ravikovich(ポワロ)、Dmitri Krylov(ヘイスティングス)、Ilona Ozola、Virginia Kelmelite、Inara Slucka、Andrei Kharitonov
エンドハウスの怪事件 Peril at End House
名探偵ポワロ」Agatha Christie's POIROT II
放送:(英ITV):1990年1月7日 (NHK)1990年8月11日
監督:レニー・ライ
脚本:クライブ・エクストン
出演: デビッド・スーシェ(ポワロ)、 ヒュー・フレイザー(ヘイスティングス)、 フィリップ・ジャクソン(ジャップ警部)、 ポーリン・モラン(ミス・レモン)、 ポリー・ウォーカー(ニック・バックリー)、 ジョン・ハーディング(チャレンジャー中佐)、 ジェレミー・ヤング(バート・クロフト)、 メアリー・カニンガム(エレン・ウィルソン)、 ポール・ジェフリー(ジム・ラザラス)、 アリソン・スターリング(フレディ・ライス)、 クリストファー・ベインズ(チャールズ・バイス)、 キャロル・マクレディ(ミリー・クロフト)、 エリザベス・ダウンズ(マギー・バックリー)
エンドハウス怪事件
名探偵ポワロとマープル」(全3回)
放送:2004年11月14日「その1 パーティーの夜に」、11月21日「その2 秘められた恋」、11月28日「その3 完璧な証拠」
監督:高橋ナオヒト 脚本:下川博
声優:ポワロ(里見浩太朗)、ニック・バックリー(伊東美咲)、フレデリカ・ライス(中山忍)、メイベル(折笠富美子)、オリバー(城雅子)、ヘイスティングズ(野島裕史)、ジョージ(江原正士)、チャールズ(古川登志夫)、マギー・バックリー(麻見順子)、女性客(佐々木瑤子)、ホイットフィールド(山口祐一郎)、シャープ警部(屋良有作)、グレアム(桐井大介)、マギーの父(小形満)、マギーの母(平松晶子)、署長(小野大輔)
エンドハウスの怪事件 La Maison du péril
アガサ・クリスティーのフレンチ・ミステリー」Les Petits Meurtres d'Agatha Christie
放送(France2):2009年11月6日
監督:エリック・ウォレット
出演:アントワーヌ・デュレリ(ラロジエール警視)、マリウス・コルッチ(ランピオン刑事)、エルザ・キコイン、Clémentine Poidatz、Éric Naggar、Stefan Kollmuss、Gilian Petrovski、Josiane Lévêque、Juliette Coulon

翻訳履歴

戯曲化

Peril at End House

アーノルド・リドレイによる劇化。

初演

1940年5月1日 ヴォードヴィル・シアター(ロンドン)