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アガサ・クリスティー
青列車の秘密 The Mystery of the Blue Train, 1928

内容

(クリスティー文庫より)

走行中の豪華列車〈ブルー・トレイン〉内で起きた陰惨な強盗殺人。警察は被害者の別居中の夫を逮捕した。必死に弁明する夫だが、妻の客室に入るところを目撃されているのだ。だが、偶然同じ電車に乗り合わせたことから、事件の調査を依頼されたポアロが示した犯人は意外な人物だった! 新訳でおくる初期の意欲作


リヴィエラ行き豪華列車<青列車>で陰惨な事件が起った。大富豪令嬢ルスが,客室内で顔面を殴られ絞殺されたうえ,高価なルビーを盗まれたのだ。ロシア女帝の冠を飾ったといういわくつきの代物だ。警察は列車に乗り合せたポアロに調査を依頼する一方,恋人と青列車に乗っていたルスの夫を逮捕した。彼は必死の弁明に努めるが,妻の客室にはいるのを目撃された事実はいかんともしがたい。再び忌わしき青列車に乗り込んだポアロが指摘した意外な犯人とは?『オリエント急行の殺人』と並び,ポアロが列車内の純粋推理を展開する初期の意欲作!


目次

(ハヤカワ・ミステリ文庫より)

1. 白髪の男
2. 侯爵
3. <火の心>
4. カーゾン街にて
5. 役に立つ男
6. ミレール
7. 手紙
8. タムリン子爵夫人の手紙
9. 拒絶
10. 青列車にて
11. 殺人
12. マルグリッド荘にて
13. ヴァン・アルディンへの電報
14. アダ・メイソンの話
15. ローシュ伯爵
16. ポアロ事件を論ず
17. 貴族的な紳士
18. デリク・ケッタリングの朝食
19. 意外な訪問者
20. キャザリンと仲よくなったお友だち
21. テニス・コートで
22. パポポラスの朝食
23. 新しい理論
24. ポアロの忠告
25. 無視
26. 警告
27. ミレールとの会見
28. ポアロ,リスになる
29. 故郷からの手紙
30. ミス・ヴァイナーの判断
31. アーロンズ氏の朝食
32. キャザリンとポアロの意見交換
33. 新しい推理
34. ふたたび青列車に
35. 説明
36. 海辺にて

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
ルーファス・ヴァン・アルディンアメリカの億万長者
ルス・ケッタリングルーファスの娘
デリク・ケッタリングルスの夫
リチャード・ナイントン少佐ルーファスの秘書
アルマン・ローシュルスの恋人。伯爵
ミレールステージ・ダンサー
キャザリン・グレイ女遺産相続人
タムリン子爵夫人マルグリット荘主人。キャザリンの従姉
チャールズ・エヴァンズ子爵夫人の夫
レノックス・タムリン子爵夫人の娘
アダ・ベアトリス・メイソンルスの女中
D・パポポラスパリの骨董商。ギリシア人
ジア・パポポラスパポポラスの娘
コーフランスの警察署長
カレージュ予審判事

ゴビイ情報屋
ジョージポアロの従僕
パペットデリク・ケッタリング従僕
ハリソンセント・メアリ・ミード医師
オルガ・デミロフパリの娼婦

映像化

◆青列車の秘密 名探偵ポワロ ニュー・シーズン DVD-BOX 2
The Mystery of the Blue Train, Agahta Christie's POIROT X, 2006(UK/TVM)
監督 ヘティ・マクドナルド
脚本 ガイ・アンドルーズ
出演 デビッド・スーシェ(ポアロ)、エリオット・グールド(ルーファス)、ジョージナ・ライランス(キャサリン)、ジェームズ・ダーシー(デレック)、ニコラス・ファレル(ナイトン)、ブロナー・ギャラガー(メイソン)、ジェイミー・マリー(ルース)、リンゼイ・ダンカン(タンプリン夫人)

翻訳履歴

19?? 「青列車事件」松本恵子訳 『犯罪公論』連載

1954 『青列車殺人事件』松本恵子訳 日本出版協同(異色探偵小説選集)(+あとがき)

1955 『青列車殺人事件(ポワロ探偵シリーズ1)』松本恵子訳 大日本雄弁会講談社(+松本恵子「クリスチー女史とポワロ探偵」)

1959 『青列車の秘密』田村隆一訳 ハヤカワ・ポケットミステリ(484)

1959 『青列車の謎』長沼弘毅訳 創元推理文庫(+訳者あとがき)

1966 『青列車殺人事件』松本恵子訳 角川文庫(+訳者あとがき)

1968 『青列車の謎』常盤新平訳 ポプラ社(ジュニア世界ミステリー)

1976 『青列車の謎』久万嘉寿恵訳 講談社文庫

1982 『青列車の秘密』田村隆一訳 ハヤカワ・ミステリ文庫(HM1-64)(+田村隆一「「青列車」に乗って」)

1983 『ブルートレイン殺人事件』中村妙子訳 新潮文庫(+解説:中村妙子)

1988 『ブルートレイン殺人事件』班目三保/文,村井香葉/絵 ポプラ社文庫

2000 『青列車の謎』長沼弘毅訳 創元推理文庫(新版)(+訳者あとがき)

2004 『青列車の秘密』青木久恵訳 早川書房・クリスティー文庫(+解説:北上次郎)

Original content ©1996- K.Nagata