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アガサ・クリスティー
茶色の服の男 The Man in the Brown Suit, 1924

内容

(クリスティー文庫より)

考古学者の父を亡くして間もないアンは、ロンドンの地下鉄で奇妙な事件に遭遇する。男が何者かに驚いて転落死し、現場に居あわせた怪しげな医者が暗号めいたメモを残して行方をくらましたのだ。好奇心に駆られたアンは、謎を追って単身南アフリカ行きの客船に飛び乗った……ミステリの女王による波瀾万丈の冒険譚


冒険心にとむアンは、ロンドンの地下鉄のホームで妙な事件を目撃した。外国人らしい男が、背後の何かに驚いてホームから転落し、感電死したのだ。しかも、その後著名な下院議員の邸で殺人事件があり、地下鉄の男はその邸への紹介状を持っていた。事件の謎を解くべく、ただ一人、南アフリカ行の客船に飛び乗ったアンの行く手に待つものは?謎が謎を生み、波瀾万丈に物語が展開する女史得意の冒険スリラー。


登場人物

アン・ベディングフェルド考古学者の娘
マダム・ナディナロシアの踊り子
L・B・カートン地下鉄で死んだ男
サー・ユースタス・ペドラーミル・ハウスの所有者。下院議員
ガイ・パジェットユースタスの秘書
ハリー・レイバーン同上
ミス・ペティグルー同上
ナズビー卿<デイリー・バジェット>の社主
クラレンス・ブレア夫人(スーザン)社交界の花形
ジョニー・レイス大佐。陸軍情報部部長。ポアロ友人
エドワード・チチェスター宣教師
サー・ローレンス・アーズリー南アフリカの鉱山王
ジョン・アーズリーローレンスの息子
ハリー・ルーカスジョンの親友
「大佐」
「茶色の服の男」

映像化

◆殺しのブラウン・スーツ/茶色の服の男
The Man in the Brown Suit, 1987(USA/TVM)
監督 アラン・グリント
脚本 カーラ・ジーン・ワグナー
出演 ステファニー・ジンバリスト(アン・ベディングフェルド)、 ルー・マクラナハン(スージィ・ブレア)、 トニー・ランドール(エドワード・チチェスター)、 エドワード・ウッドワード(サー・ユースタス・ペドラー)、 サイモン・ダットン(ハリー・ルーカス)、 ケン・ハワード(ゴードン・レイス)、 ニコラス・グレース(ガイ・アンダーヒル)

翻訳履歴

1956 『茶色の服の男』桑原千恵子訳 ハヤカワ・ポケットミステリ(265)

1960 『茶色の服の男』福島正実訳 中学生ワールド文庫(中学二年コース付録)

1964 『茶色の服を着た男』赤冬子訳 角川文庫(+訳者あとがき)

1967 『茶色の服を着た男』向後英一訳 創元推理文庫

1972 『少女探偵アン 茶色の服の男』塩谷太郎訳 集英社「ジュニア版世界の推理13」

1982 『茶色の服の男』中村能三訳 ハヤカワ・ミステリ文庫(HM1-68)(+数藤康雄「冒険家クリスティー」)

2004 『茶色の服の男』中村能三訳 早川書房・クリスティー文庫(+解説:村上貴史)

2008 『茶色の服の男』深町眞理子訳 早川書房/クリスティー・ジュニア・ミステリ(10)

2011 『茶色の服の男』深町眞理子訳 早川書房/クリスティー文庫

Original content ©1996- K.Nagata