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アガサ・クリスティー
スタイルズ荘の怪事件 The Mysterious Affair at Styles, 1920

内容

旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、到着早々事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されたのだ。難事件調査に乗り出したのは、ヘイスティングズの親友で、ベルギーから亡命して間もない、エルキュール・ポアロだった。不朽の名探偵の出発点となった著者の記念すべきデビュー作が新訳で登場!


戦傷を癒そうと旧友カヴェンディッシュの母エミリイの邸スタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは到着早々事件に巻き込まれた。二十も年下の男と再婚したばかりのエミリイが毒殺されたのだ。困惑するヘイスティングズの頭に、卵型の頭と見事な口髭のベルギーの小男、エルキュール・ポアロの姿が浮かんだ。かくして、灰色の脳細胞が活動を開始することとなる……不朽の名探偵の出発点となった、女史の記念すべき処女作!


目次

(ハヤカワ・ミステリ文庫より)

1. スタイルズ荘へ
2. 7月16日・17日
3. 惨劇の夜
4. ポアロ、乗り出す
5. 「キニーネではないですか?」
6. 検死審問
7. ポアロ、借りを返す
8. 新たな疑惑
9. バウエルスタイン博士
10. 逮捕
11. 告訴の申し立て
12. 最後の一環
13. ポアロの説明

登場人物

エルキュール・ポアロ私立探偵
アーサー・ヘイスティングズ陸軍大尉。ポアロの親友
エミリイ・アグネス・イングルソープスタイルズ荘の女主人
アルフレッド・イングルソープエミリイの夫
ジョン・カヴェンディッシュエミリイの義理の息子
メリイ・カヴェンディッシュジョンの妻
ローレンス・カヴェンディッシュジョンの弟
イブリン(エヴィ)・ハワードエミリイの相談相手
シンシア・マードック薬剤師
ドーカススタイルズ荘の召使
マニングスタイルズ荘の庭師
ウィルキンズイングルソープ家の主治医
バウエルスタイン博士毒物学者
アルバート・メイス薬屋の店員
ジェームズ・ジャップロンドン警視庁の警部
サマーヘイ部長刑事

映像化

◆スタイルズ荘の怪事件
The Mysterious Affair at Styles, Agahta Christie's POIROT, 100th Anniversary Special, 1990(UK/TVM)
監督 ロス・デベニッシュ
脚本 クライブ・エクストン
出演 デビッド・スーシェ(ポアロ)、ヒュー・フレイザー(ヘイスティングス)、フィリップ・ジャクソン(ジャップ警部)、デビッド・リントール(ジョン・カベンディッシュ)、 アンソニー・カーフ(ローレンス・カベンディッシュ)、 ビーティ・エドニー(メアリー・カベンディッシュ)、 ジリアン・バージ(イングルソープ夫人)、 マイケル・クローニン(アルフレッド・イングルソープ)、 ジョアンナ・マッカラム(イビー・ハワード)、 リー・バーン(シンシア・マードック)、 モリス・ペリー(ウェルズ)

翻訳履歴

1937 『スタイルズの怪事件』東福寺武訳 日本公論社(+東福寺武「アガサ・クリスティについて」)

1952 「スタイルズ事件」宇野利泰・桂英二 『宝石別冊 世界探偵小説全集1』

1955 『スタイルズ荘の怪事件(ポワロ探偵シリーズ2)』松本恵子訳 大日本雄弁会講談社

1957 『スタイルズ荘の怪事件』田村隆一訳 ハヤカワ・ポケットミステリ(364)(+都筑道夫「輝かしき処女作」)

1959 『スタイルズ荘の怪事件』能島武文訳 新潮文庫(+解説:能島武文)

1961 「スタイルズの怪事件」松原正訳 『世界名作推理小説大系 別巻 4』東京創元社

1963 『スタイルズの怪事件』松原正訳 創元推理文庫(+訳者あとがき)

1971 『スタイルズ荘の怪事件』能島武文訳 角川文庫

1975 『スタイルズ荘の怪事件』久万嘉寿恵訳 講談社文庫

1976 『スタイルズの怪事件』田中西二郎訳 創元推理文庫

1982 『スタイルズ荘の怪事件』田村隆一訳 ハヤカワ・ミステリ文庫(HM1-67)(+田村隆一「この緑と青の薬壜の中に」)

1990 『スタイルズ荘殺人事件―名探偵ポワロ登場』室田陽子/文、村井香葉/絵 ポプラ社文庫

1995 『スタイルズ荘の怪事件』真野明裕訳 新潮文庫

2003 『スタイルズ荘の怪事件』矢沢聖子訳 早川書房/クリスティー文庫(+解説:数藤康雄)

2003 『スタイルズ荘の怪死事件』花上かつみ/訳、高松啓二/絵 講談社青い鳥文庫

Original content ©1996- K.Nagata